DTPerさんにはおなじみの+DESIGNING、vol.43からIllustratorを使ったイラスト作成についての連載をさせていただくことになりました!ありがとうございます!!(ノ´∀`)ノ
タイトルは「イラレマスター・はむこさんの○△□でなにつくろ?」です。
編集さんサイドからご提案頂いたタイトルなのですが、以前共著で書かせていただいた「神速Illustrator」と同じくらい恐縮なタイトルです…(笑)
Illustratorユーザなイラスト初心者さんのための連載です
この企画ではタイトルの通り、丸や三角形のような基本図形をベースにしてイラストを描きすすめるようにしています。基本図形はツールさえ使えば誰でもきれいに描くことができますが、プリミティブな図形だけで構成されたイラストは、味気ない仕上がりになりやすいもの。
見栄え良く自分だけの作品として仕上げるには、基本図形だけで済ませない「ほんのちょっとの手間」がとても大事になってきます。
また、Illustratorでの制作作業ではあとから修正や微調整のため再編集する可能性がありますので、「データとしての扱いやすさ」も重要ですね。
どんなところを調整すれば見栄えが良くなるか、その際にどんな機能を使うと良いか、再調整や流用がしやすい作りにするにはどうしたら良いか。
「バランスをとったり色を選んだりするのが苦手」という方でも作業ができるように、数値やカラーの情報も参考値として掲載しています。
初回は「女の子を描いてみよう」がテーマです。完成図を見ると非常にシンプルな仕上がりですが、工夫すべきポイントは盛りだくさん。
操作に慣れている方は、アレンジ例を参考にいろいろなバリエーションを作ってみてくださいね。
今年はIllustratorも30周年という節目の年なのですが、そういった年にIllustratorの記事を書かせていただけるのはほんとうに光栄なことです。
Illustrator大好きユーザーのひとりとして、スペースと文字数の許す限り自分が普段から活用しているテクニックを載せていきたいなぁと思っています。
イラスト得意!という方にも、「へー、こういうやり方もあるのね」という視点で見ていただけたらうれしいです。
アプリケーションに向かっていきなり新規作成していませんか?今回のテーマは「レイアウト」!
レイアウトの作業はデザインの「土台・基礎」だと私は思っているのですが、慣れないうちはなんとなくでやっつけてしまうこともありそうですよね。
はっきりとした目標やプロセスなしに作業を進めてしまって、どれだけ時間をかけても全くいいものにならない…
私も学生時代・新卒の頃に何度かやらかした経験があります。
特集内では、素材・情報の分類や整理、組み立て方、カラーリングなどの作業を6つのステップに分けて解説しています。
最初の方の「素材の下処理」は、事前にするのとしないのとでは効率にも大きく関わってくる部分ですね。
プロが無意識に行っているような、最後の仕上げのテクニックもとても参考になります。
それから、後半はレイアウトのバリエーション・データ作成方法についてもまとめられています。
「レイアウトのセオリーはわかったけど、じゃあ具体的にどうしていけばいいの?」という部分ですね。
バリエーションの項目は作例がとっても豊富です。
掲載内容は同じでも、どういった要素に着目して組み立て直すかで印象がガラリと変わるのがおもしろいです。
データ作成の項目では現場レベルのテクニックがこれでもか!とまとめられていて、中堅・ベテランさんでも参考になるものばかり。
美しいデザインは美しいデータから、という感じがしますね。データの構成が合理的だと、作業もしやすくなるはずです。
まだパラパラと流し読みしただけなのですが、全体に解説がとても丁寧でわかりやすいので、「この春から印刷やデザイン関連の職種に就きます」という方にはぜひおすすめしたいです。やみくもに分厚い教本買うよりオトクなんではないでしょうか。
他の企画も相変わらずのマシマシぶり
その他にも、個人的にじっくり目を通したいものがこんな感じ。
いやあ、読み応えありますね〜。
Kaleido Lab. 6色印刷! Kaleido Plus印刷比較サンプル一挙掲載
私も何回か作品を素材提供させていただいているKaleido Lab.なんですが、なんと今号ではついにフルスペックの「Kaleido Plus」が拝めます…!
めっちゃくちゃきれいです。なんでこんな色出るの?ってなります。
今まで通常の「Kaleido 4C」でも十分すごいと思ってたんですが、Plusと比べるとそれも霞んで見えるくらい。
同じ印刷サンプルでKaleido 4C、Kaleido Plus、通常プロセス4Cの見比べができるようになっていますので、印刷の可能性を感じたい方にはぜひご一読いただけたらなーと思います。
UNKNOWN ASIA Special Interview「鬼頭祈」
それから今回は久しぶりにイラストの表紙なんですね。
静岡出身の日本画家、鬼頭祈(きとう・いのり)さんが描かれた作品だそうです。
アニメや映画とのコラボレーション、広告用のイラストなど幅広くご活躍されているそう。
インタビューが載っていたのですが、おなじ静岡県民としてぜひ応援したいところ…。どの作品も、ちいさい人たちがかわいいです(っ´ω`c)
DreamLabo 5000 プレミアムコンテンツ市場を牽引するハイクオリティオンデマンド
TrueARTというオンデマンドサービスでも利用されている印刷機についての記事。印刷物大好きCG絵描きとしてはとても気になる内容です。
お手頃な価格で名刺など作れるようなので、使ってみようかな?という気持ちになりますね。
+DESIGNING Find Up 「たづがね角ゴシック」「鈴木信輔(ボールド)」ほか
噂の「テーズーゲーン」ですね!w 文字っ子でなくても要チェックだと思います。
コミックのデザインをカガクする 「COMIC it」「it COMICS」
これまで「アニメ」だったんですが、今回は「コミック」。
ここ数年の漫画やコミックの装丁ってとってもおしゃれで可愛いものが多いので、単なるマンガ好きとしてもじっくり読みたい記事です。
おぢんの文字と組版 素朴な疑問 フレームグリッドとテキストフレームの違い
InDesignが苦手なまま早●年の私にとっては大変ありがたい記事。
CCをコンプリートプランで契約してInDesignも最新のものが使えるようになっているので、いい加減苦手意識を払拭して、中の人の知識もアップデートしないといけないよなぁ…と思う今日このごろです。
お求めは書店やネット通販でぜひぜひ
発売日にちらほらと「書店で見つけることができなかった」という話を聞いたのですが、ぜひ見かけましたら手にとって見ていただけるとうれしいです。
(特集内容が各号でガラッと変わるので、店頭で置いてある場所がいつもと違っていた、なんてこともあるそう)
+DESIGNING Vol.43もどうぞよろしくお願いいたします!
Adobe Illustratorが好きな人。
フリーランスで在宅DTPオペレーター&イラストレーターをしながら、Illustratorについておしゃべりしたり、記事や本を書いたりしています。
Adobe Japan Prerelease Advisor, Adobe Community Expert